どうやって音楽聴いてますか?なんとなくアンケートしてみた
昨日、ふとツイッターのアンケート機能を使ってみた
「音楽を聴くとき、メインの手段としてどれを使ってますか?」
・定額サービス
・CD,DL購入
・ユーチューブとか
僕は結構自分が良いと思った音楽は人に教えたくなる。音楽が気軽に聴けるようになった昨今、人に勧めるのも簡単になったなぁって思う。
youtubeのリンクを送るだけなのだ。本当に簡単。
MVが無い曲なんかはサブスクのURL送ればよろしい。でも相手が登録してなかったら聴けない。当たり前だけど。
僕もブログに普通にアップルミュージックのリンク貼ったりしてるけど相手が登録してるか全く考慮していなかった。そこでどれくらい自分のツイッターのフォロワー界隈でサブスクを利用してるか軽く調べたくなった次第である。
回答者は68人。統計的に云々はつっこまないでくれ。
↓結果↓
購入>定額サービスは意外だった。
回答者属性がわからないのでそれほど深い考察はできないけれども…フォロワーの内訳からすると恐らく大学生が多い。一番お金が無さそうなイメージがあるのだが…
普通に考えたら「音楽好きが多くてアーティストにはお金を払いたい」「手元にグッズとして欲しい」になるとは思う。ってかこの手のアンケートでCD購入する層への考察は大体こうなる気がする。多分僕のアンケートに答えてくれた人もこれだと思う。
でも今回は定額サービス利用者が少ないことに注目したい。思うに「定額サービス登録してまでいろんなアーティストを聴きまくりたいとは思わないしそこまで音楽に興味が無い」層が多いんじゃないかと。アンケートに自由回答とか付いてればわかるんだが…
世の中、音楽好きな人が思ってるほどみんな興味無いと思うんですよ。ましてやロックバンドとかね。
パトロンって文化がある。中世ヨーロッパでは優れた芸術家であっても仕事をしなければ食っていけなかった(まぁ今もそうだろうけど)。そんな芸術家が芸術に集中できるように貴族、はたまた王族とかが経済支援をするという文化だ。
近代音楽もこれだ。でもパトロンが誰なのかが変わってきている気がする。
テレビや音楽再生媒体が存在しなかった頃は文字通りパトロン。
出現してからは消費者がメインのパトロンとなった。
要するに超大口のパトロンがいなくなって小口のパトロンが沢山いる状態になっている。
この状況で食っていくためにはとにかく普遍的な作品を残さなければならない。ヒットを出せれば勝ち!!
…しかし、これは社会全体で音楽に興味があるのを前提にしている。80年代90年代なんかはTVメディア全盛期で、メディアが音楽をプッシュすればみんな興味を持ってくれるような時代だったんじゃないかと思う。
でも、情報媒体はネットの出現以降増えすぎてしまった。自分が確認している媒体が音楽をプッシュしているとは限らない状況になってしまった。
自分が興味がある情報をピンポイントで収集できてしまうのだから元々音楽には興味が無い人はわざわざ音楽情報を調べたりすることは無いのだ。
興味があってもほんの数グループだけだったり…
結果的にアニメに興味がある人はアニメ、ゲームに興味がある人はゲームだけといった具合になる。
…世の中みんな音楽好き!ってなるだろうか。いや、ならないと思う。
このように小口のパトロンは大幅に減ってしまっているわけだ。
「良い音楽を作る」
これは大事なことだと思う、でも今のアーティストに求められているのは、
「音楽に興味が無かった人に興味を持たせる」
これ。今まではメディアがやってきてくれたことを自分たちでやらなくちゃいけなくなっている。音楽に興味が無い層をどれだけ引っ張れるかにかかっている。
音楽を聴く手段が変わったから~~して利益を引っ張るビジネスモデルを作ろう!の前にやることがあるんじゃないか…?切り口をもっと工夫する必要がある。
この点ではゴールデンボンバーとかは本当にすごいと思う。
音楽以外で話題になって売れているアーティスト、正直今まであんまり好感を持てなかった。
でも、これをしないとどうしょうもない状況なのだ…と思うと必死なんだなと。
……話を広げ過ぎて収集がつかなくなってきた。
アンケートに「そもそも音楽を聴かない」という項目を作るべきだったという後悔。このアンケートじゃ答えてくれる人みんな大なり小なり音楽に興味がある人たちじゃないか…
読み返したらうわぁって記事だけどせっかくかいたんで公開。音楽興味無い人はこのブログ読んでないと思うけどもしいたら興味持ってくれよな。