なんでもコンクール

音楽を聴く以外に趣味をなくした社会人が好きな音楽についてゆるーく書きます。たまにハロオタ twitter:@EXP_EMOZO

音楽を批判するという行為について

多分何万人もいる「最近のバンドはクソ」論者。高校生までは許してやる。しかし、いい歳こいてるのにまだ言ってる人は自分が歳をとったことを自覚した方が良い。

 

 

年長者が「最近の若い者は…」と言ってしまうのは今に始まった事では無く、今から5千年前のエジプトから続く文化らしい。

まぁ気持ちは分かる。20代後半にさしかかる僕くらいの若さでも気を抜くと「最近の10代は…」って言ってしまいそうになる。きっと全人類のDNAに刻みこまれているのだろう。

 

 

 

さて、こんなくだりで書き始めたが…老害批判をしようと思って書き始めたわけではない。

youtubeの動画のコメント欄ってあるじゃないですか?なんとなく観てしまうんだが、結構な確率で「親の仇のようにぼろくそ言っている人」多くないですか?そう、批判のあり方についてちょっとだけ書いていこうと思う。

 

 

まず、批判には種類がある。真面目に分類するわけじゃないけど音楽系動画のコメント欄にいる人は大体こういう人たち。

・人格や見た目の否定…

音楽に関係ない部分をディスリまくる方々だ。「見た目がダサい」「あざとい」「顔が嫌い」等々… 

この類のコメントは意外と少ないかなって感じる。(アイドルとかのコメント欄は別だが…)

わざわざバンドの曲を再生して、わざわざ見た目云々を言うのは流石におかしいと感じている人が多いということだろう…安心。この類のコメントをする稀有な人はボーカルの顔が余程嫌いな人に見た目が似ているとかそういう感じだろう。憐れんであげよう。

うーん、でも…例えばだが、「服がダサい」ってコメントが余程多いかったりしたら本当にダサいのかもしれないし、コメントが原因でスタイリッシュになっていったりと良い方向に働く事もあったり…なかったり?するのだろうか…

 

 

・好きなバンドやグループを持ち上げる為の批判…

要するに比較厨。僕が一番嫌いなタイプのコメントがこれである。本当に誰も得しない。

ファンのマナーが悪いとそのバンドまで悪い印象になる…ということが理解できない残念なあたまの持ち主らしい。おそらく本当の意味でファンではないのだろう。

ディスられた方のファンはもちろん良い気持ちにはならないだろうし、同じバンドのファンだって身内がやらかした的な恥ずかしさを感じるに違いない。

ネット上の発言なので放っておくのが一番良いのだが、それが出来ない人も結構多い。

もしかしたら逆にディスられた側が相手をディスり返すという憎しみの連鎖が生まれてしまうかもしれない。争いは…

「同じレベルでしか起こらない」のである。スル―できる心の余裕を持とう。

 

・~のパクリ!厨

似たフレーズだったりコード感が似ているとすぐこれを書く人がいる。そもそもこれを言いだしたら音楽というものはパクりだらけである。

DeepPurpleのBurnだってジャズからパクったリフらしいしOasisのノエルはよく「ビートルズバクってたら売れた」言っていたりと、世界的ミュージシャンですら何かしらの音楽に似てしまったりするのだ。それをパクりだ!とボロかすに批判しまくるのは不毛だとは思わないか?あまりにそっくりすぎるとかならまだ気持ちは分かるがね…

 

あくまで「パクリ!だから糞!!」と、二言目にこけおろしているコメントが鼻に付くのであって「~に似ているな(ニヤリ)」的なコメントは結構好きだったりする。

 

・演奏下手じゃね?という批判

ありがち~~。でもこれに関しては僕はそんなにイラってくることは少なかったりする。

圧倒的テクニック!とか銘打ってるバンドなのに下手だったら言われてしまうのは当然だと思う。嘘ついてるんだから。

でも別にそれを売りにしてないバンドに言うのはそもそも意味がないと思うんですよね。特にロックバンドとかそもそも完全な楽器使ってないんだから完璧なピッチが再現できるわけないんだし人間の喉なんてもってのほかなんですよ。

その揺らぎが生んでる音の塊だから好きなのであって完璧な音が再生される音楽に興味がある人間なんて一人もいないと思う。そんなものに対して演奏力だけで価値をつけること自体ナンセンス。

そもそも論ですけどオリジナルで作った曲の世界に関しては作った人やバンドが神様である。オリジナルで演奏されたものがその曲の基準であって、それより上手くても下手でも別物になってしまうんです。上手い下手とかは曲の良さを決めるものじゃないと僕は思います。

 

 

いくつか批判の例を挙げてきたが…

何も僕は「批判をすること」を批判するわけではない。日本では言論の自由が保障されているのだし好きに言っても良いとは思う。ただ僕は建設的な批判こそが正しい批判というものだと思う。

例えば「綺麗系のボーカルなのにギターがうるさくて聴こえずらいから直して欲しい」…ってな感じの…駆け出しのバンドのとかなら本人が読んだ時に役に立ちそうな次に繋がるコメントとか。

ここまで建設的なものでなくても、せめて具体的にどこが好きじゃないか言って欲しい。理不尽な批判するという行為自体が僕には理解が出来ない。

 

 何を言おうとしてブログを書き始めたんだっけ……

とにかく、ただ不快な想いをする批判を見るのが嫌でブログを書き始めた気がする。でも悲しいかな、ネガティブな言葉って目につきやすい…逆にポジティブな評価を伝える事ってなかなか難しいんですよね。特に音楽に関しては。

何故なら「ありきたりな言葉」に聴こえてしまうから。文才が無いと見覚えのある文章の羅列になりがちで、読んでる側としては「またか…」ってなってしまいがちになり、いまいち魅力がわかりづらくなってしまう。ポジティブな評価なんて大手のレビューサイトとかがやっちゃってるしね。自分発信で魅力を伝えるのには文才とボキャブラリが必要なのだ。

 

これに対して、ネガティブな評価ってのは人の心に刺さりやすいと思う。

極端な話、「ボーカルの顔が不細工」くらいの内容の無い見出しにするだけで「ん?ちょっとクリックしてみようかな」なんて思ってしまう。僕でさえそうだ。言葉の強さに惹かれてしまうというか…

でも、嫌いな話題で盛り上がるってむなしくないですか?それこそ陰キャ極まれりって感じがして自分の為にならない気がするんですよね。

 

 

何十年とか経ったときに「あー懐かしい!若いころこのバンド嫌いだったなーハハハ」ってなると思いますか?ならないよね普通の人なら。何も残らない。

「このバンド好きだったなー懐かしい!!」とかなら思い出としてちゃんと残ってる気がしませんか?

 

音楽を聴いたところで物的に残るものは確かに無いのかもしれないけど、心に残るものはあると思う。

先を見据えて……ってわけじゃないけどせっかく音楽を聴く行為に人生の時間を割いているのだから何かを残せた方が僕は素敵だなぁと思います。