「同質の原理」って知ってますか?落ち込んでるときは暗い曲を聴こう
「同質の原理」
というのをご存じだろうか?独の心理学者「アルト・シューラー」によって提唱され、音楽療法にも用いられている。簡単に説明すると…
”そのときの心理状態にあった音楽を聴くことで、感情のバランスを整えていくことが出来る”
という考え方である。逆に言えば「うつ状態で明るい曲、躁状態で暗い曲を聴くとかえってストレスになるというわけである。もっと詳しく知りたい方はCiNiiとかで関連研究の論文でも読んでください。
そして今僕は猛烈に落ち込んでいる。あまりに落ち込んでいるので気晴らしに久しぶりの更新をしているというわけだ。
じゃあただただ絶望的な曲を聴くのかというのはちょっと違って、人間の喜怒哀楽というものは往々にして混ざり合い複雑な感情になる。ちなみに今の僕は悲しみ+ちょっとした怒り+悟りって感じだ。
というわけでその時々に合った曲を紹介していこうと思う。
1.Oasis - Falling Down
オアシスの"Falling Down"をApple Musicで
オアシスに限らずUKロックは暗い曲が多く、結構鬱々としていたりする。曲調の話で内容が暗いかどうかはあんまり関係ないが… ちなみにこの曲は王室批判らしい。
落ち込み切った後に開き直ってからニヒルな感じで構えたいときにお勧め。
ドラムが狂おしいほど好き。ずっと聞いていられる。
2.THE BACKHORN - 幾千光年の孤独
THE BACK HORNの"幾千光年の孤独"をApple Musicで
”天国に空席は無い”
いきなりのキラーフレーズによって始まるドロッドロのヘヴィチューン。
バックホーンは哲学的というか…落ち込んだ時に人生の意味とか深く考えちゃうタイプの人にはおすすめの曲が多かったりする。深く考えているうちに落ち込むのを忘れて哲学に溺れてしまうことだろう。ある意味ハッピー
3.きのこ帝国 - ユーリカ
妄想しがちな内省的な人にはシューゲイザーがおすすめ。更に落ち込むというよりはあり得ない世界観に逃避するといった感じだ。
内容はよくわからんがリバーブ全開のこの世界は辛い日本社会と違ってひたすらに美しい…
ゴリッゴリのベースとのギャップでサイケ感マシマシなのがものすごくツボ。この曲もドラムかっこいいね。
4.Saosin - You're Not Alone
セイオシンの"You're Not Alone (Radio Edit)"をApple Musicで
落ち込んだ時こそエモい曲を。悲しみも感動も同じ感情の高まりであり、極限まで落ち込んだ時に聞くとものすごくしみる。エモキッズならわかってくれるはずだ。
数あるエモバンドの中でも神といっていいSaosinから一曲。ハイトーンが心に突き刺さる。
5.KORN - Falling Away from Me
世界規模で鬱バンド認定を受けている超大御所KORN様の登場だ。
内容がヘヴィすぎる。今自分が地球で一番不幸だと思っている人にお勧め。KORNとかディルは本当に死にたくなってしまうので聞き過ぎると危険だ。ひと段落ついたらドラえもんの主題歌とかで中和しないと戻ってこれなくなるゾ。
6.筋肉少女帯 - 詩人オウムの世界
これも没入タイプの楽曲である。ただ没入する先の世界が狂いきっているところがきのこ帝国と違う。筋少の曲はオーケンがガチで病んでいるときに書かれた曲も多数あり鬱を通り越していたり…
タイトルがタイトルなのであまり大っぴらには人にはお勧めしにくい曲だが「世界を憎む歌を」からのギターソロは感動的だしぜひ聞いてほしい。
音源版ではちゃんとセリフ言ってますよ。
7.Slipknot - People=shit
なんで俺が一人で落ち込まなあかんねん!悪いのは社会!上司!取引先!
といった具合にうまいこと怒りに変換できる曲。実際に人に当たったりというのはご法度だが脳内でなんでもかんでも自分を責めたりするよりよっぽど健全だと思う。
メタルは健康に良いしそのうち癌にも聴くようになるらしいしいいことづくめだ。ステイメタル。
8.Aimer - ninelie
そして今、僕が落ち込んでいる原因であるaimerである。いや、この言い方だとaimerが悪いみたいになってしまうが悪いのは働き過ぎな日本の社会と風潮と仕組みである。
試しに再生してみたら1分と聞いていられなかった。落ち込んでいるからって何でもかんでも聞いたらいいってもんじゃないんですね… 曲が良すぎて余計につらい!!!見に行きたかった!!!!!!!!
…
ブログ書いたらちょっとすっきり。
これから社会人になる人はしっかり休日をとれる職種を目指しましょう。僕との約束だ。