国宝候補バンド「coldrain」の音楽性を勝手に辿る
お久しぶりです。
PS4を購入してから全くと言っていいほど趣味であったはずのギターに触ることもなくブログに関しては年始以降全く更新していなかった…というより存在を忘れていた。
何か面白い音楽ネタがあるかと言えばなく、ここ数週間はどっぷりヘヴィメタル、メタルコア漬けの日々で結局メタラーはメタルに戻ってくるんだなと感じた昨今。
というわけでもはやJラウド界では敵無しのトップバンドの地位を確立した「coldrain」について語ろうと思う。個人的にコルレって略し方はなんか好きではない。
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~初期~
・Final Destination(1stアルバム「Final Destination」より)
coldrainの"Final destination"をApple Musicで
この頃はヘヴィさよりも疾走感が強い印象。今と比べるとだいぶ音楽性が違うしメタルコアっていうよりは完全にポストハードコアだ。ポストハードコアがどんな感じかわからないっていう人に簡単に説明すると「中期~最近のワンオク」。伝われ。
masatoが若い。っていうか全員若い。
この頃から歌はうまいし演奏はしっかりしている…というか上手すぎて音だけでは日本のバンドってわからない。
・Die tomorrow(1stミニアルバム「Nothing lasts forever」より)
coldrainの「Nothing lasts forever - EP」をApple Musicで
結構ギターが重くなった。サビの「Nothing lasts forever~」が口ずさみやすすぎる。実はゲームのタイアップ曲だったり。
同じアルバムだとWe're not aloneなんかはもっとヘヴィかな?とりあえずまだこの時期は曲構成がめちゃくちゃシンプルな印象。
coldrainってサビ前でギターにフェイザー掛けるの好きみたいですね。
・To Be Alive(2ndアルバム「The Enemy Inside」より)
coldrainの「The Enemy Inside」をApple Musicで
演奏がいきなり攻め始めた。前作がシンプルな曲構成でずっしりした演奏だった半面、うって変わって疾走につぐ疾走…演奏力が高まったのか爪を隠していたのか…徐々に人気が出始めて素が出てきたなっていう個人的見解。
ギターキッズはこの辺からコピーがきつくなってくる…はい、難しかったです。
同じアルバムだとNew fate、The Mazeあたりも好きです。オヌヌメ。
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~中期~
個人的にこの辺からガラッと今のcoldrainのスタイルに近づいた気がする。振り返っていこう。
・Six Feet Under(2ndミニアルバム「Through Clarity」より」
coldrainの"Six Feet Under"をApple Musicで
ぐっとグルーヴィーな演奏、構成になってきた。ダイナミクスの緩急が気持ちいい。
ギターソロもリフも鬼。まだメタルコアっていう印象は無いかなぁ…微妙なところである。多分根っこの部分ではポスコア。
このアルバムからプロデューサーやマスタリングが海外のなんかすごい人になって音もギュッと詰まって音圧たっぷり。この時点で洋ハードコアと比べても全然顕色無いし、世界へ攻めていこうという姿勢を感じる。
・The Revelation(3rdアルバム「THE REVELATION」より)
coldrainの"The Revelation"をApple Musicで
多分coldrainで一番有名な曲。
今まで以上にギターを重く、そして叫びまくる曲をリードトラックに持ってきた。一般受けや売れ線を狙うのならばもう少しスクリームを減らしてクリーンボーカルを増やしがちだが彼らはちゃんと自分が作りたい曲を作っているのだろう…そしてそんな曲が人々の心に刺さったのだ。うーん良き。
この辺からはジャンル的に完全にメタルコアといってもいいんじゃないかな。BEHIND THE CURTAINのリフなんかは誰が何と言おうとメタル。ステイメタル。
・YOU LIE(3rdミニアルバム「Until The End」より)
coldrainの「Until The End - EP」をApple Musicで
重さはそのままに若干クリーンボーカルをフォーカスしたようなイメージがある。実はアルバムとしてはそれほど聴いてなかったり。今聞き返すとかっちょいーね。なんでそんなに聴いてなかったんだろう…
音が全体的にタイトな印象。スタイリッシュ。
~最近~
・Wrong(4thアルバム「Vena」より)
この辺からまた変わったと思う。
疾走感マシマシだった今までの音楽にUSポストグランジっぽいニュアンスが足されてきた。全体的にグルーヴマシマシで心臓にガシガシ来る…実はこのアルバムが一番好きだったりする。
Divineのサビのリードギターだけでご飯10杯食える。曲のアレンジも進化を感じるアルバムでした。
忘れるところだったがGoneという最強の曲も入ってるのでチェケラ。
・ENVY(5thアルバム「FATELESS」より)
coldrainの「FATELESS」をApple Musicで
曲の出だしで「どこのニッケルバックだよ!」と思ってしまったリリース当時の僕。
前作のポストグランジ要素をさらに強めた印象だ。とにかく跳ねたくなるリズム、分離感の強いヘヴィな音作り…
ギターの音がカラッとしてて僕的にはかなり好み。ここにきてまた曲がシンプルに聴かせる構成になってきた気もする。
で、「もう馬鹿みたいに早い疾走チューンはないのか…」少し寂しい気持ちもあるなぁ…なんて思いながらアルバムを聴いてたら9曲目にF.T.T.Tとかいう馬鹿みたいに早い曲が入っててニヤッとした覚えがある。「違うこういう速さじゃない…でも好き」っていう。
ギターソロまでの流れでBFMVを連想した人は多いんじゃないだろうか。
ざっと振り返るとこんな感じだろうか。どの時期も好きです。
そういえばさっき新曲来てました。よろしくお願いします。