おすすめ洋楽エモソング5選
ここ数年でラウドロック(あえてこう呼称させてもらう)は結構市民権を得たように思う。ワンオク、SiM、coldrain、ラスベガス…この辺は邦ロック好きな人は普通に知っているレベルになったと思う。
だがまだ足りないのだ…”ラウドロック”と括られたバンドのルーツにはポストハードコア、メタルコア、ポップパンク…等々のパンク・ハードコアから派生したバンドが絶対に存在している。
そして僕はこの辺のジャンルがめちゃくちゃ好きだ。ということで少しだけお勧めの曲を紹介しようと思う。
検索しても確実に一発では出てこないようなちょっとマイナーどころの曲多めです。
①Two As One/From First To Last
From First to Lastの"Two As One"をApple Musicで
Two As One - From First To Last
マイナーどころのバンドのマイナーな部分の曲を選んでみた。
このバンドの初代ボーカルが「ソニー・ムーア」という人物なのだが…何を隠そうEDM界隈どころか世界的に有名な”Skrillex”本人だったりする。
「へぇ…この曲もソニームーアなんだかっこいいじゃん」…と思いきや、この曲はソニームーア脱退直後に発売されたアルバムで元々リードギターだった「マット・グッド」がボーカルを取っている。
お前なんで歌ってなかったんだ…というのが僕の最初の感想。Theポスコアともいうべきクリーンボイスでめちゃくちゃかっこいい。
ギターも変則的でリードのウェットさもグッド。おすすめです。
②Smile In Your Sleep/Silverstein
Silversteinの"Smile in Your Sleep"をApple Musicで
Silverstein - Smile In Your Sleep
多分このジャンル界隈ではマイナーでも何でもない大御所Silverstein。海外でスクリーモというジャンルが下火になってきてるなか未だに音楽性を変えることなく活動している。ポスコア界のスレイヤー。
ギターがかっこいいんですよねこの曲。かき鳴らしまくっているバンドが多い中、曲展開のギャップがエモい。
ずっとアッパーな曲もいいんですけど…色々聴いてるとよっぽどメロディが良くないと感動できなくなってくるんですよね。やはり緩急…特に静かなパートでいかに個性を出してくるかがスクリーモでは重要なのかなと…
③Is It Progression If A Cannibal Uses A Fork/Chiodos
チオドスの"Is It Progression If a Cannibal Uses a Fork?"をApple Musicで
Chiodos - Is It Progression If A Cannibal Uses A Fork
クレイグオーウェンとかいう天才ボーカルが歌ってるバンド。
1stはメタリックでプログレっぽいカオスなアルバムだったんだけど急にゴスくなった2ndから僕の好きな曲を選んでみました。
スクリーモにも色々あって、結構ゴシック調のバンドも多かったりする。超有名なバンドだとマイケミこと「My Chemical Romance」なんかもこの辺に分類されると思う。あとalesanaの6thとかI am ghostとか…
日本でいうところの「ヴィジュアル系」的な扱いに近いかもしれない。
この曲は…というかチオドスはクレイグのちょっと不安になる歌い方が癖になる。なんだか音程が不安定なんだけどそこに人間味を強く感じるというか…闇を抱えた人間なのがよくわかる。
実際このアルバムを出した後すぐにオーバードーズで入院していたり。死なないでくれ。
④Star Blankets/Secret & Whisper
シークレット&ウィスパーの"Star Blankets"をApple Musicで
Secret and Whisper - Star Blankets
僕の中でトップクラスに好きなバンドに入ってたりする。
「Saosinからスクリームを抜いた」とかいう感想を見かけたりするのだが、声質はそうかもしれないがまるっきり違うバンドだと僕は感じている。
海外のバンドにしてはリードサウンドが結構ウェットで、日本人が好きそうな感じの音なのが僕のお気に入りポイント。とにかくディレイのかけ方がエモい。弾きすぎだし。
ちなみにこのバンド、アルバムを2枚だけ出して解散している。勿体ない…
この2枚がまた超名盤で…近々ブログで紹介したいと思う。この曲をお勧めしておいてなんだがアルバムで通して聴いたほうが良かったり。
⑤Cowbell's Makin' a Comeback/Memphis May Fire
Memphis May Fireの"Cowbell's Makin' a Comeback"をApple Musicで
最後にメンフィスメイファイアの1stEPより。
メンフィスと言えば2nd「The Hollow」が結構有名なのだが…この時点でボーカルが変わっており、1stEPはチェイス・ライアンという人物が歌っていたりする。
これがまたかっこいいんですよ。僕は断然この人のスクリームのほうが好きだし、この頃はまだメタルコア的な要素は薄かったりして疾走感がたまらなくかっこいい。
このジャンルに限らないけど海外のバンドって平気でボーカル変えてくることが多い。日本だと「それってもう別バンドじゃん…」ってなるのでめったなことがない限りボーカルが変わるということは無いんだけど。
Emarosaといいメンフィスといい僕は初代ボーカルが好きな傾向にあるみたいで…洋楽で好きなバンドがある人は過去の作品もちゃんとチェックしてみると面白いかもしれない。もしかしたら前のボーカルのほうが好きな声だったり…ってことがある。
今回はここまで。
聴いてもらえると嬉しいです。