もっとがんがんタイアップしてほしい「糸奇はな」
皆さん、新たな音楽ってどう発掘していますか？
人によるだろうけど自ら「発掘」という人は少ないかもしれない。
でも今はyoutubeやツイッターで勝手に目に入ってくる情報も多いので新たな出会いをする機会も増えてきたのではと思う。特に若者は。
僕も先日、思わぬところで良いアーティストと巡り合えたので紹介したい。
「糸奇はな」
というシンガーソングライターだ。
僕自身、普通に音楽を聴いている人よりも多少は自分から音楽を探す事が多かったりするけど、この方とのめぐり逢いは特殊だったので余計と印象深い。
ふと、任天堂のオフィシャルHPに掲載されている「社長が訊く」というインタビューが目に入ってきた。存外、クリエイターの話というのは面白く「他の有名なゲームに関するインタビューも読んでみよう…」という、流れで自分の好きなゲームに関するインタビューを読み漁っていたのである。
その中の一つに「undertale」というゲームの開発者であるtoby fox氏のインタビューがあった。
undertaleの曲はどれもクオリティが高く、彼はゲームクリエイターとしてだけでなく作曲家という意味でも近年人気がある。「どこかに音楽に絞ったインタビューは無いものか…」ということで、検索上位のインタビューから順番に読んでいるとある記事にたどり着いた。
糸奇はな×『UNDERTALE』作者 相思相愛の音楽＆ゲーム談義 https://www.cinra.net/interview/201808-itokihanatobyfox @CINRANETさんから
糸奇はな？誰だろう…？と思いつつ開いたら、彼女は日本のシンガーで「toby foxが曲提供をしているではないか！！！聴くしかない！！！」
こんな感じで出会ったのである。思いの外長くなってしまった…
その曲がこれ↓
youtu.be
【糸奇はな/Itoki Hana】74【Composed by Toby Fox】
74, a song by 糸奇 はな on Spotify
- provided courtesy of iTunes
これ一曲でゲームが一本作れそうだな…という物語性のある詞、toby foxによるどこかゲーム的で現代的な楽曲にグッと来てしまい…何より「声が綺麗」なのが印象に残った。
最初に連想したのは志方あきこであった。アルトネリコ等、有名なゲームの楽曲も担当している彼女であるが、当時…というか今聴いてもちょっとクセ強いかな…って思っていた。僕の感想だけど。大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=XsYXWdIGzrY&list=PLJnzIhtdNR--lzt67Qeb_mXX9eRcodGu3
（youtubeだと結構再生数あるんですね… 周りに知ってる人が一切いなかったので勝手にマイナーだと思ってましたすいません）
それよりは大分「聴きやすい」印象が糸奇はなの声にはあった。そんなわけで当然、他の楽曲も聴いてみようという流れになる。
きみでないのなら, a song by 糸奇 はな on Spotify
- provided courtesy of iTunes
映画やアニメでそのまま使われてそうな演出感強めの曲、美しい声、何より「映像」に魅せられてしまった。
調べてみると、彼女はかなり多才で「イラスト、動画、漫画、版画、刺繍」等々…色々一人でこなしているようで、この動画も彼女が全部製作している。
メルヘンであり、絵本チックな…どこかノートの片隅に書いてそうな…手書き間に凄い温かみを感じてしまい一発でハマってしまったのである。
Nightmare, a song by 糸奇 はな on Spotify
- provided courtesy of iTunes
僕の好きな曲。
チップチューン的な要素にクラシカルな音使い、ディスコサウンド等々…いろんな音楽が混ざっている感じがとても新鮮。音数のわりに壮大に聞こえるのはドラマチックなメロディラインだからだろうか。
色々聴いてみると強く感じるのだが、彼女の楽曲はプログレ的なエッセンスも強い。それが幻想的な空気に繋がっているのだろうか。
アーティスティック、芸術、彼女の印象の1つはそんな感じ。
※追記
この曲、こんなストーリーがあったみたいです
あんまり関係ないかもしれないが、彼女はカービィの楽曲アレンジで有名だったようだ。ニコニコは無いみたいだがyoutubeで聴くことができる。
小さな子供にも安心して聴かせることが出来る優しいアレンジと歌詞。
というかイラストが本当に可愛い…アルバムに絵本を特典としてつけたりしたら面白そうだ。
これだけ1曲で色々な想像をさせてくれるアーティストなのだから、実際アニメやゲームみたいな物語が存在する作品のタイアップをやればいいのに…と。まぁ実際あるんですけど。
- provided courtesy of iTunes
いや、「魔法使いの嫁」って僕が好きなアニメやん。原作も買ってるじゃん…
配信サービスで見てたんですけど、一気見しているときって思わずED飛ばしてしまって…曲とか全然聞いてなかったりすること多いですね…反省。
ZABADAKの吉良知彦という方の作曲。牧歌的で温かみがありますね…
で、案の定ピッタリな歌声。ヨーロッパを舞台にした作品にはよく合うなぁ…
でも、タイアップがこの一曲だけで他には無いようである。
魔法使いの嫁もそうだけど、こんなに剣や魔法！みたいなメルヘンな世界観に合うアーティストなのに勿体なさ過ぎる！！
…兎にも角にも僕が一人で騒いでもしょうがないので、少しでも糸奇はなの楽曲に出会う人が増えれば…と思ってブログにしたためました。
サブスクでも音源聴けますんで…おすすめです。
