KingGnuの次は彼ら「Kroi(クロイ)」
Kroi(クロイ)とは、内田怜央(Vo.)、長谷部悠生(Gt.)、関将典(Ba.)、益田英知(Dr.)、千葉大樹(Key.)によ る5人組バンド。ヒップホップやファンク、ソウル、R&Bなどあらゆる音楽ジャンル からの影響を昇華したミクスチャーな音楽性を提示している。(公式HPより)
コロナ禍になる前だろうか?今年の頭に、東京在住の音楽好きな後輩と居酒屋に行った時に「このバンドめっちゃ良いんでよろしくお願いします」と教えてもらったバンドだ。なんでも、3000組以上のオーディションを勝ち抜いて2019年サマーソニックに出演した実力派の新人らしい。
確かに黒い(Kroi)
プロフィールにもある通り、彼らはブラックミュージックをルーツとしている。イントロのキーボードがまるでstevie wonderの「superstition」のようだ。とういうかこれは意識しているのでは?という感じでニヤっとしてしまった。
生バンドにラップを載せるバンドと言ったら代表的なものは韻シスト辺りだろうか?ただこちらの方が脱力感みたいなものを感じる。身構えずにリズムにノレる、そんな感じ。
ヒップホップではなくファンクのビートなのが泥臭さを感じる正体なのだろうか。これだけラップをしてもバンドとして受け入れやすい。各パートに見せ場があるのもGood。
ボーカルが器用
いきなり挑発的で大変良い。この余裕が早くも大物感かもしだしてますねぇ…
ギターも弾いてちゃんとラップもして…大忙しだ。何より素晴らしいサビ。サビ?
Suck a Lemmonは脱力感を感じたのだが、こちらはソウル。ジェームスブラウンかよ。
ファンクにソウル、下手をこけば「古臭い」という感想になってしまうのだが、ラップによるヒップホップ特有のthugさと、keyのシティポップぽさが良い雰囲気を出していて、アーバンチックな要素と泥臭さのバランスが非常に良い。簡単に言うと今っぽい。
数行前でも言ったが内田怜央(Vo.)の余裕、「常に楽しそう」な表情・パフォーマンスが見てるこちら側も楽しい気分にしてくれる。
必死なバンドもかっこいいが、リスナーも気構える事無く酔えるプレイもなかなか乙ですなぁ。今このブログ書きながら酔っぱらってます。
これ、次くるでしょ
出す音源が軒並みカッコ良い。どうなっているんだ。
”イケてる”雰囲気はそのままに、今度はビートがかっちりしてきた。
ミクスチャーなバンドの成功例と言えば最近だと間違いなくKing Gnuだろう。紅白まで行ったのは正直びっくりしたが。
比べてみると彼らはどちらかというと「綺麗め」だ。(別にkroiが綺麗じゃないといっているわけではないが…)オーケストレーション的な壮大さも感じる。
Kroiの所々にアングラさを感じる部分や、ブラックミュージックの持つオールディーズな雰囲気を現代のポップミュージックに昇華している部分で差別化は出来ているし、キングヌーみたいな心地よいバンドを散々聞いた後にこっちも食べたくなる的な…音楽好きは結構いるんじゃないかと思う。そんなオシャレなリスナーが僕のブログを読んでるかは怪しいところだがどうですか??????
最近メタラー的な記事が多かったんですけど、たまにはシャレてるのも…
これからというタイミングでコロナなんて迷惑なものが出てきてしまったが応援していきたい。本当にかっこいい。